2011年12月24日土曜日

クリスマス&ニューイヤー作品
原型作品
上はクリスマス&ニューイヤーカード。下はそのグラフィックの原画。
錯視の多義性を用いた作品。
十二支で辰(タツノオトシゴ)を明暗の違いにより表現。
全体を見る、一部を見る、しかし、両方は見れない。


このシリーズの立体も後日お披露目する事になりそうです。
ご期待ください。
更新を怠っていたのではなく、あまりにも気に入った顔が決まらないので、いろいろと作っていた。
そっくりではなく、レイニーの面影を残しつつ、自分なりの顔のテイストを。
もうちょっとかかりそうですがw

2011年9月9日金曜日

天使。


最近ブログ更新していないのですが、原型のカタチのブラッシュアップをしています。納得するまで修正また修正を繰り返しています。後日写真をアップする事になりますが、今は全体感と細部の処理をどうするかを確認しながら進めています。
素材も原型は油土ですが、最終的には桐塑ですので、それに合ったカタチも考慮して検討しています。シンプルでありながら微妙なニュアンスを感じ取れるような造形。。

造形操作の他に、レイニーを天使に見立てる操作をしているので天使についてあらためて調べていました。天使についてはまた後ほど。

2011年8月13日土曜日

試作。

5センチくらいの試作を数点作成。そのうちの2つ。














これは桐粉と生麩のりを混ぜ形を作った後、その上に胡粉と膠を混ぜ塗り重ね、一部を削ってみた。
最終的にはまた胡粉を塗り重ねて表面を仕上げるという事になる。その手前。

今の状態でもうちの「大奥」にはすべすべしてきれい。という反応。
仕上げまですると表面はもっと滑らかできめ細やかになる。















これはちょっと脱線して、桐粉にベンガラを混ぜた物と、混ぜない物をくっつけ、少し削った状態。
胡粉を塗ってしまえば見えなくなってしまうが、桐粉のままでも作品になるか、の実験。
なかなか趣がある。

今現在は、このように素材の実験と油土による本番の形、原型の仕上げをしている。

2011年7月22日金曜日

今、素材の試しをしている。

素材を一つずつ確かめる様に小さい固まりを試しに作っている。

1.桐粉、生麩のりの配合と固まり状態の確認。
2.胡粉、膠の配合と固まり状態の確認。

なかなか上手くいっている。

3.目とするガラスの検討をしている。

2011年7月11日月曜日

天使のうさぎ。

旅立ち
立って遠くの空を見る。



























私の身の回りで起こった出来ごと、

思ったことを素直に、

そして心のおもむくままに、

流れに身をおきながら

考えを膨らませ、

しぼってここまで来た。

自然の成り行きを楽しみながら。。


その結果として、「天使のうさぎ」として制作する事にした。

レイニーの面影を残しつつ、亡くなったことと、うさぎの特徴である耳を「天使のはね」と見立てて造形し、暖色系というか金色というかかすかに色味を感じる羽とした。
レイニーはブルーというカラーだったが、それは空の映った目、雲がある空色として表現。空にいる、空を見ている。

立ちポーズと寝ポーズのシリーズとして別に制作。
立ちポーズは旅立ち。
寝ポーズは四季の春夏秋冬の寝姿をイメージし4体。


(以前は春としたが、春は顔を
上げ薄目を開けまどろみの姿)

















細部のフォルムやディテールは粘土でつめる事と、本制作で表現する。

素材は日本人形の伝統的な作り方。桐粉、胡粉を使い、日本画の画材で色彩。
これは追々プログへアップする。

2011年6月30日木曜日

素材。技術。価値。

今回制作の素材や仕上げについてはこれというものをサーベイしたいと思う。
造形操作は引き続き完成度を上げていく作業をする。

デザインでは、必ず、
作りやすい、コストを抑える、などを考慮するが、
本制作では考えない。

その逆で、素材が手に入らない、作りにくい、特殊、コストがかかる、などでも
いいと思っている。オリジナリティ、唯一、価値など、これだ!という事まで妥協は
したくない。

いろいろ考えた。今回具象表現にするという事は当初から決めていたが、素材についてはいろいろと探っていた。


素材は金属、木、石膏、人形用粘土、布、紙、ぬいぐるみ用素材。
加工方法はキャスト、彫る、盛る、縫う、巻く、束ねる、集める、組み合わせる。


メモリアル スカルプチャーという事であり、永遠。


東洋仏像彫刻と、人形表現をミックスさせる事にした。
素材は木。楠。
しかし、イメージとしては何の素材でどのように作ったか分からないようなものが理想。そこにいるようでいない、いないようでいる。

2011年6月25日土曜日

スタディモデルを作ってみた。(塑像1)


「どうしたの?」
立って見たり聞いたり。


ちょっとだけ油土を使っていくつかラフに立体にしてみた(塑像)。長さ25cmほどか。まだ固いw ちょっと縮こまっているかな。(もっと作ったがお見せできないw)
もう少し進めてみる事と他にもスタディする。

完成度を上げる事、もう少しニュアンスとテイスト、所謂私なりの解釈の造形を出したい。表層の形そっくりならこのまま進めていけばいいが、今回のこだわりを出したい。

目の表情をどうにかしないと。閉じているのはいいとして、開いているときの表情そのまま作ると...納得いかない。スケッチと立体でいろいろして試したい。形だけを追ってリアルに作ってもダメだ。
レイニーの目には見えるが、何かしらの造形的特徴を出したい。耳も同様にそのままでもいいがもう少しスタディしたい。

2011年6月19日日曜日

お墓へ。

今日レイニーのお墓のある感応寺へ行ってきました。
合同埋葬です。数匹の犬や猫の写真が飾られて、生花や卒塔婆、お線香をあげるお墓がありました。生花も十数束、お線香も煙を立てていました。ペットのために供養をする方が多い事にあらためて思いを寄せました。

今まで飼ったペットは子供の頃から犬を数匹、小鳥、鶏などです。小さいときの犬は覚えていないのですが、大型犬、小型犬のときは子供を生ませ、引き取ってもらったりし、正確には分かりませんが、亡くなる前に人へ引き取ってもらっていた様です。小鳥などは亡くなったら、地方でもある事から庭の片隅にお墓を作っていたのを覚えています。

お寺に埋葬し、供養してもらうのは今回が初めてです。今日はお線香とお菓子をもってあげ、手を合わせました。

今回は家族で供養する事にしているので、一年間は月命日は来る様にしたいですね。
純粋に創る事に打ち込める機会を与えてくれてレイニーには本当に感謝ですね。
レイニーはいつものポーカーフェイスでおかまいなしの様な気がしますがw

2011年6月17日金曜日

エスキースちょっと始めました。


スケッチをいろいろな角度から描いています。まだこなれていないですが。ちょっとエスキースの手がかりも描いています。レイニーの雰囲気を保ちつつ、造形操作を試みたり、イメージを膨らましたり。
が、前投稿のように、コンセプトが浮かんだので後に投稿します。

2011年6月16日木曜日

何か...見えた。

ふと、見えた様な気がする。
もうちょっと分かりやすく言うと、全体の構想とコンセプトが決まりそうだ。スケッチと投稿していないが、粘土による模型(塑像、ラフモデル)を簡単に作っていた。後ほど投稿する。

それらによって、あるアイデアが浮かんだ。それはもう少し後のお楽しみ。(そんな大それた考えではないがw)

2011年6月13日月曜日

お寺からの手紙。

お寺から火葬・埋葬証明書が届いた。
ちょうど一ヶ月後だ。レイニーが大好きだった乾燥パパイヤとお線香を持って、今度お寺へ行ってみる。

2011年6月12日日曜日

表現について。

塑像をそのまま作るのではなく、何か一つでも新たな試みをしたい。

個人のペットのメモリアル彫刻は木彫り、鋳造だけの仕上げであり、同じ加工方法ではつまらない。

表現方法も何か特徴あるものにしたい。レイニーの内面から出てくる表情を出したい。強烈な癒しというものは出来ないか。怒り、悲しみ、爆笑?などは極端にすれば出やすいし、伝わりやすい。藝術は爆発だ。とは普通の事で、強烈な感情、感動は表現しやすい。
しかし、癒し、安心、などは強烈にするとマンガに近い。いい悪いではなくて。

マンガでもない、ファンシーでもない、ファンタジー? いや普遍的な表現...。

アート分野では、もの派ではないし、コンセプチュアルでもなく、ミニマリズムでもなく、そういうのにはこだわらない。

見た時の第一印象が、ニコッとする、微笑、なのか......、なにかフランス映画の何気ない日常での何気ない事で、なにか胸の辺りがきゅっとなるあのちょっとしたあの瞬間の感覚。言葉に今はできない。

思い出?幸せ?何か、表に出ない心の中では強烈に感情が動く。満ち足りた感覚。
うさぎもそうだった。感情、表情を変えない。でも、よく見ればいろいろな表情をする。

2011年6月7日火曜日

目が大切。

ちょっとスケッチを始めて、立ちポーズで語りかけてくるような目。
すごく目が大切だと思い始めた。
うさぎは特にポーカーフェイスで表情が無い。うちのうさぎも「何考えてるのかなぁと」良く思っていたが、ずっと見ていると、目元、口元が表情を微妙に変える。

今回は丸まって寝ている、走っている、跳ねている、のではなく、「語りかけてくる」、ことを趣をおくか。
語りかけてくるような、そう、twitterじゃないけれど「何してるの?どうしたの?」というコミュニケーションをとりたいような状況がいいかもしれない。
リラックスしていて、気を許しているけれど、興味を持って見ている表情の目。

2011年6月6日月曜日

ご覧になっている方へ。

何名ほどご覧になっているかよくわかっていませんが、
公開しているので、これを見て、
何かしら心が動く事がありましたら幸いです。

人それぞれの思い出、
生き物に対しての気持ち、
命の大切さ、
また造形物への親しみ...。

ブログに不慣れなもので
上手くコミュニケーションをとれないですが、
よろしくお願いいたします。

少々途中で違う制作を試みる事があるかもしれませんが
ご了承ください。

2011年6月5日日曜日

スケッチ描きました。楽しいです。

プリミティブで、実に楽しい。こんな感覚は久しぶり。仕事と考えないで黙々と純粋に形を描いていく...。ちょっと先の事を考えないでどんどんスケッチを描きたくなった。完成姿図のエスキースをやらなければいけないのに...。

スケッチについて。

スケッチについて書いてみます。
私が描いているのは、亡くなってしまったので、写真を見ながら観察をして,

全体の雰囲気を捉える
構造を確認する
一つの塊として流れをとらえる

細部を観察する
特徴のあるところを見つける
内面(今回性格や関係性)を思い出し記録する

思いついた事を言葉として記録する

という事を気にしながら描いています。
絵を単体で見たとき、例えばイラストレーションやキャラクターのビジュアルとは少し違うと思います。
イラストレーションの時は違うテイストで描きます。
まあ、このスケッチを延長してイラストレーションとしても
なりますが、立体を作る目的の途中のスケッチとして描いています。

立体の完成の予想図としてのエスキースもそろそろスタディします。

2011年6月4日土曜日

スケッチ載せました。

何となく立ったポーズが気になり、それしか描いていない。何かしゃべりそうな、ちょっと気取っているような、でも優しそうな....。まだそのまま描いているので、時間を見てちょこちょこ描いていく。


まだまだ何となくはあるが、イメージがつかめない。手を動かして、言葉と絵を描く。まだ形やニュアンス、いい感じにはこれから。

2011年6月3日金曜日

名前はレイニー。

実はうさぎの名前はレイニーです。イヤーナンバーが02。ですからうさぎのお店ではレイニーと呼ばれていました。

Rainy(雨の) という音と似ていること、
色がグレー(正確にはブルーと呼ぶ)、
うちにやって来た日は雨。

名前を考えましたが、レイニーでいいんじゃないかと。


(イヤーナンバーとは、ラビットショーなど、様々なウサギを一堂に会する場合、個体の識別番号が必要となり、左耳に血統書の番号を入墨し、識別を行うことが決められている。)

2011年6月1日水曜日

キーワード。

うちのうさぎのイメージや性格、関係性など思いついたキーワード
これを元に造形要因とする
(気づいたらその都度、追加)

kawaii
Cool Beauty
ツンデレ
静か
おとなしい
話したい
なめる
はねる

気品
女性
きれい好き
グレー
顔丸い
耳短い
小さい
目が優しい
微妙に目と口の周りだけ表情がある
メスは首周りが膨らんでいる
顔、首周りお尻あたりが白髪の様に少し白い

目が大切


インパクト
インパクトいらない
リアル
ファンタジー
高度
フランス映画
日常
胸がきゅっとなる
そばにいる
何気なくいる
でも存在感ある
新しい試み
ワザ
素材感


一羽二羽

天使
I never forget you.
しぐさ
いろいろなポーズ
愛嬌がありきれい

2011年5月31日火曜日

メモリアル スカルプチャーとは

メモリアルスカルプチャーと言えば、何かの記念の彫刻、誰か、何かの事柄を惜しんでの彫刻。今回は彫刻と言っても公共空間にある彫刻では無く、プライベートな彫刻、またはオブジェ。

それも抽象的ではなく思いっきり具象。うさぎの彫刻としてではなく、うちのうさぎの内面を含めて、そして私たち家族との関係性なども具体化したい。しかしどうなるか分からないw スケッチやデッサンをしてエスキースもいろいろしてみる。また、立体でのスタディもいろいろしてみたい。そしてこのブログにも随時載せていく。

2011年5月30日月曜日

理由。「仲良くなれた」

つづき
「仲良くなれた」とは、うさぎはおとなしく優しい動物だと思うだろうが、うちのは違ったw。血統証がついており美人でネザーランドドワーフとして 1kgなく、優秀なうさぎだが、性格がきついw。その理由は「母は強し」である。実はブリーダーというのか、子供をたくさん生んだうさぎだった。メスは子 供を守る、テリトリー意識が強い。巣に近づくものを警戒する。その習慣が抜けきれてないのだ。

たくさん子供を産んで、それが年頃になり、役目を終えてペットショップで売られていた。そして妻と娘で飼う事を決めて来て、家につれて来たのだ。「じゃあ、余生はうちでのんびり暮らすか。」といってあっという間の3年半だった。

ケージの中では強い。最初はなれなく、ママを噛んだほどだ。子供もちょっと及び腰。でも、ケージの外ではおとなしい。子供も一緒に遊んだ。友達が来ると得意げだった。
そして、三年経ってようやくケージの中でもなつく様になって来たところだった。

母を昨年亡くした事もあり、亡くなった人はどうなるのか、亡くした人はどう思うのか、と思い、亡くなってからはどうなるか分からないが、亡くした人から考えて、忘れない様にする事が一番じゃないのか、それしか無いんじゃないか。楽しかった日々、仲良くなれたことを忘れない事がすべてじゃないかと。

そして不器用な私が考えた一つの答えがメモリアル彫刻だった。
シンガーソングライターが歌を作る様に、詩人が詩を作る様に、私ができること。ただ素直にそう思った。

理由。「忘れない」

メモリアル彫刻を作ろうと思ったきっかけは、今回の大震災で「何かしなければ、」と思っていたこと。そして、たくさんの人が亡くなり、被災していることを感じている時、うさぎが突然死んだこと。生と死を身近に感じた。

募金をして、そして被災地に行こうとしたが家のものに止められ、そのまま過ごす事になった。その最中ふと「忘れない」という事を何気なく思っていた。
ツイッターやイベントでもその言葉が使われ、自分で出来る事、またデザインで出来る事を模索していた。関係する学校では、各自制作した作品を震災復興チャリティーバザーをする。個人で出来るものはないか?...

そうこうしている時、うさぎが突然死んだのだ、ショックだった。年齢は6歳半だがうちに来てから3年半。今年に入ってやっと仲良くなれた矢先だった。

つづく

葬儀 供養

遅れましたが、亡くなった日にペット葬儀屋へ連絡し、引き取ってもらい火葬、合同納骨する事となりました。6月に行く事にしています。世田谷の感応時です。

その日は土曜日にもかかわらず仕事があり、引き取りのときには私は立ち会えませんでした。箱に入れて、牧草と大好きだった乾燥天然パパイヤのおやつを入れてあげたそうだ。
...最近は涙もろくなってしょうがない。

2011年5月28日土曜日

プロセス 制作内容

スケッチを始めたが、制作にあたってあらためて何をするかを書き出す。

デザインワーク、制作プロセスの要素としては、

スケッチ(ラフスケッチ、イメージスケッチ等)
そういえばエスキースなどの言い方あったな。
コンセプト(性格や記憶やイメージ)
うさぎ資料収集(うちのうさぎ写真、他うさぎ写真含む)
イメージ資料収集
試作、イメージ原型(油土、木ほか)
素材の決定(木または鋳造)
大きさの設定
本制作

ということになる。
その時々により投稿しブログ更新する。
順番は前後すると思う。いろいろ試行錯誤しながら決めていきたい。

また、美術用語やデザイン用語、デザインプロセスなどもあらためて
投稿してみたい。
尚、基本的にデザインで進めるが、美術用語、デザイン用語が入り乱れる
事になりそうだ。

2011年5月24日火曜日

スケッチ開始。

スケッチ一枚目
スケッチ開始。クライアントがいる訳ではないので、じっくり進める。久しぶりの動物のスケッチなので、腕が鈍っているw。肩ならし。これから沢山描く。
うさぎの特徴と、こいつの性格を思い出して、描いていく。

My pet rabbit died.

May 14, my pet rabbit died. I decided to create a memorial sculpture of a rabbit.

うちのうさぎ

 うちのうさぎが5月14日土曜日の早朝、餌をあげようとケージを見ると横になって亡くなっていました。うちのうさぎは暖かくなると横にごろっと寝るので、暖かくなったのかと一瞬思ったのですが、名前を呼んでも起きないので?と思って、......死んじゃった、死んでると家のものに言ったのですが、二人の女子は寝ぼけているだけでした。